関東地方でのピティナピアノコンペティションの本選が終了しました。
暑い夏の舞台は全国大会へと移されます。
大激戦の本選ですが、山下順一朗くんがE級(中3&高1の部)で全国決勝大会への切符を手にしました。おめでとうございます!
中学生になるとショパンエチュードやバッハ平均律、ベートーヴェンソナタといった
「一生弾き込む曲」が毎年課題曲として挙がります。
どの曲も大変な難易度(芸術。という意味で)で、課題曲が発表されてから練習。ではなく
1年先2年先を見越して準備に準備を重ねてくる方が多い階級になります。
彼は果敢にも弾いたことのあるレパートリーから選ばず、今回はこれでいく!と「初出し」の曲で挑戦し全国大会に進んだのは彼の集中力と努力の成果であり、昨年の舞台での演奏機会が無かった間に、たくさんの楽曲に触れて仕上げてきたことが力になったことが大きかったかな〜。と振り返っております。
また、受験でお休みこそあれ、A2級(年長)からE級(中3)まで各級欠かさずエントリーし全国決勝大会進出はA1級(小学校2年生)以来の7年ぶり。
今までの苦悩は計り知れず、毎年涙を飲んできました。そんな中、よくぞ続けてきました。
それだけに全国決勝大会への進出は喜びが一入だったに違いありません。結果発表を家で確認しましたが、大声を上げながら家族に喜びの報告をしてくれる思春期男子の姿に「諦めずに続けてきて良かった」「続けることが大事だ」と改めて感じさせてくれました。
ピアノと対峙することを嫌で嫌で仕方ない時もあったでしょう。
自分の時間を自由に使えずもどかしく思う時もあったでしょう。
なんで俺はゲームできずにピアノ弾いているんだ。と思う時もあったでしょう。
ピアノなんて向いてない。と思った時もあったでしょう。
こんなに弾いても全っ然報われない。と不貞腐れる夜もあったでしょう。
本当に良かった〜!
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