皆さん、こんばんは。
江東区大島のCRECER(クレセール)ピアノ教室です。
少しお時間が経ってしまいましたが、山下宗一郎君がピティナ全国大会D級ソロ部門でベスト賞を受賞しました!おめでとう!!
年長さんから小学校4年生の夏まではA2級〜C級(小4で飛び級してC級を受験)を毎年受けてきましたが、小学校4年生の冬からは中学受験のためソロはお休みし、5年生と6年生のコンクールはデュオ(連弾)のみ参加。中学入学後のソロ復活まで実に2年半のブランクがありました。
中学受験が終わった→ピアノ練習できる!と思っていたのも束の間、4月からの満員電車での通学、月〜土までの学校(=週休1日、ちなみに学校の先生方は週休2日)&部活→ヘトヘトになって夜帰宅、という新しい生活スタイルへと激変の中、ソロだけで4曲をこなす生活はさぞかし忙しかったことでしょう。母は「あーだ」「こーだ」言いましたが(泣)よくぞ耐え抜きました。
さらに、思春期に突入し意思の疎通が難しくなってきたこともあり、こちらの接し方もだんだんと変化せざるを得ず、より自主性を尊重(というか期待?我慢?辛抱?忍耐?)する方へシフトした気がします。
「休符!休んでない!もっと休符とって!」
「左手、雑っ」
「なにその和音、そんな腑抜けた音じゃ客席まで飛んでいかない」
なーんて言おうものなら、即ボイコットになり兼ねません。
母は「あーだ」「こーだ」と言いたいところ、よくぞ耐え抜きました(私、偉い!)。
そんな時に役立つのがビデオ撮影です。
撮影しながら1回弾く→自分で聴く→間違えをチェック→部分練習→撮影しながらテイク2
この繰り返し(&主人の練習付き添い)で、この夏は乗り切ったと言っても過言ではありません。
ところで、ソロでは連弾のように相手のせいには出来ません。良い音かどうかを自分で確認し、認めることが大切です。久しぶりのソロへの取り組みとして、今年はホールで飛んでいく音や重厚な和音作りと言った「音作りの改善」にこだわり、3月と8月とでは演奏フォームがまるで違いました。
特にクラシック期の「ベートーヴェン/ソナタ 第1番 Op.2-1 第1楽章」においては、作曲された時代背景、当時の建築物やどのような場所で演奏していたか、同じ曲の中のsfやアクセントでも調の違いなどによる「部分的な弾きわけ」、曲の構成をどう聴き手に訴えていくかなどを先生と一緒に考え、悩み、躓き、時には閃めき、試行錯誤しながら作り上げてきたことは大変思い出深く、一生弾き続けていく曲の一つとなりそうです。(コンクールが終わった今でも、気がつくと導入部を弾いています)
またD級になると有名な楽曲が多数課題曲として取り上げられ、先生方からすれば「耳にタコ」ができるほど弾き、聴いてきた曲を演奏するので、注意しなければならない箇所は桁違いに多く感じます。コンクール中は「あれもこれもマジ大変!」と心の底から思っていましたが(笑)、終わってみれば「いい勉強だったなぁ〜」と思えてくるから不思議です。
あ、また真面目な話になってしまいました(笑)
夏休みの宿題もギリギリで終わって良かった!
夏休み明けの学力テストは、、、うん、まあ良しとして(笑)ここからはお勉強とのバランスを戻しつつ練習を頑張りましょう!
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