みなさん、こんばんは。
江東区大島のCRECER(クレセール)ピアノ教室です。
昨日、ピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会受賞式がホテルニューオータニで行われました。
全国から集まった決勝大会進出された皆さんはもちろん、ご来賓の方々、先生方、ご父兄など約2,000名収容の会場に立ち見が出るほどの方々が一堂に集う大きな授賞式です。
その授賞式にて、連弾中級B(1名が高校生以下、もう1名の年齢制限なし)にて、山下順一朗君・山下宗一郎君が銅賞を受賞しました!
おめでとうございます!!!
演奏番号と名前が呼ばれ、舞台の上の金屏風に立つ二人。
今年で3年連続の三賞受賞となりました。
今年の課題曲はサン=サーンス「化石」とディアベリ「ソナタ」を選択しました。
「化石」はキラキラ星やセビリアの理髪師、死の舞踏など様々な曲のメロディが組み込まれており、それぞれの原曲を聞いて「ここはシロフォン、ここはクラリネット。セコンドは弦楽器だからもっとフレーズ長くね!」などピアノで様々な楽器の音をイメージする研究をしました。
また、「化石」は「動物の謝肉祭」という作品の1曲。この「化石」だけではなく、作品全体の曲を聴いた上で、その中の1曲を演奏していることに気を配り、サン=サーンスがなぜ自分の死後にこの曲を発表するようにしたのか?など、中学生になり、今までとは違った歴史的背景や楽曲への造詣も含めた勉強ができたのも大きな収穫です。
ディアベリ「ソナタ」では本番で弾くピアノの特徴も踏まえて音色作りを奏法から見直しました。
同じfでも金属質なキラキラした音はこの曲や作曲者からイメージする宮廷音楽には似合わないと、ポワーンとした音の出し方、セコンドとの音質の合わせ方はもちろん、姿勢や「打鍵をする」から「ハンマーで響かせる」ことを意識した音作りを行ってきました。
とは言え、まだまだ体の小さい二人はオクターブもギリギリ届く手のサイズ、思うような音がなかなか出せず練習も苦労しました。
連弾は和音の重なりがとてもゴージャスです。
メロディやバスだけを意識するのではなく、内声も含めた重厚な音の重なりについても1つ1つの音の意味を読み解き、今まで以上に深く研究し、全国大会の当日まで演奏を練り上げての挑戦は、彼らにとって大きな財産となったことでしょう。
あ、珍しく真面目な話になっちゃった〜。エヘ。
お兄ちゃんズ、おめでとう!!(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎
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