みなさん、こんにちは。
江東区大島のCRECER(クレセール)ピアノ教室です。
今日の一言は「積み木、すげぇ!」です(by パパ)。笑
毎日のピアノの練習に
・「ママ、ここにいて!」と呼ばれる
・一緒にいないと練習をサボる
・できないとイライラして泣く。怒る。そして繰り返し練習ができず何も上達しない
なーんてことはありませんか?
子どもは承認欲求が強いので、「見て見て!褒めて!一緒にいてー!」が当たり前です。
しかし、年齢が上がるにつれ少しずつ親御さんとの距離が離れて行くのですが、明日、明後日とすぐに離れて行くことはなく、何年も何年も時間がかかります。
一方、お母様お父様は家事や他のご兄弟のお世話などやることがいっぱい。
夜はピアノ演奏に時間制限があるご家庭も多く、「早くしなさい!」とママのイライラは頂点に🔥🌋🔥
子どもを叱っている所に、運悪くお父さんが帰宅し家庭内に気まずい雰囲気がさらに蔓延。。。(ピアノや受験勉強あるある)
自分で練習してくれたらどんなに楽か。。と思って息子に試してみた練習方法で、
上記に激しく同意されるご家庭(笑)に、ぜひ一度トライして頂きたい「積み木」の活用です。
※特に「積み木」ではなくてもOKです。ご家庭にあるおもちゃを10個程度をカゴに入れてご準備ください。
生徒さんA君(年長さん)です。
A君は毎週しっかり練習をする、ピアノ大好き男子です。ブルグミュラーの「アラベスク」の演奏を目標に毎回元気な笑顔をお教室に運んでくれています🌟。
A君が積み木を使って一人で練習している姿を見てパパより、
「積み木、すげぇ!」が飛び出したのです。
年長さんにもなると「毎日の練習はやらなくてはならないものだ」と理解できる頃です。
また、お耳や運動能力、気持ちの面も急成長する年頃で、わずか半年の間に随分と難しい曲も弾けるようになります。ハナマルをもらうことをモチベーションとして、たくさん練習できる年頃でもあります。
同時に、保育園や幼稚園などの園生活もベテランになり身の回りのことがほぼ自分でできるようになるため、「これが終わったら、次はこれ」と計画も立てられるようになります。
名付けて、この成長時期を利用した自立心をくすぐる練習見える化作戦!!です。
やり方は簡単です。今日からすぐにできちゃいます。
①積み木やおもちゃ10個〜20個(練習したい数だけ入れる)
②ピアノの右側に置き、1回弾いたら左側の箱に移動するように伝える(ルール)
③全ての積み木(おもちゃ)が左側へ移ったら「ママを呼んでね。ママのご飯の準備と競争だ!」
④呼ばれたら褒める「すごい!10回も一人で練習できちゃったね!」
⑤1回弾いてみて!
⑥(10回も練習しているので)大抵できている。
※できていない場合は寄り添ってあげてください。
じゃあ、お母さんと一緒にゆっくり弾いてみようね→ゆっくりなら大抵できる→褒める→このテンポでもう1セットやってみよう!と②に戻る
⑦「できたー!」と褒める
このような要領で進めます。
A君のお母様より
「積み木は右から左へ、そして気分のいい日は、また右から左へ何度もやっている時もあります!」と、心強いお言葉も頂きました💕
最後に、、、
<ポイントのおさらいです>
🍎お子さまにとっては「あと○回で終わる」とゴールが見える。
🍎なぜか反復練習がいきなりでいるようになる。
🍎よくある「もう一回!もう一回!」といった無限ループの母親から逃れられる(私だけ?笑)
🍎10回〜20回練習すれば、大抵の苦手は解消されるので「弾けるようになる」そして「ピアノが好きになる」さらに「自分で練習するようになる」
🍎母子分離でイライラからお互いに解放される
🍎褒める(できていなくても、10回練習したことを褒める)
🍏お子様の性格や年齢によっては、10個ではなく、3個、5個と少ない個数から初めてみましょう。
🍏「昨日よりも上手になる」をスローガンに徐々に個数を増やして行く
🍏何回練習しても間違える時は、姿勢や運指、指の角度など練習以外の原因がある場合があります。指導者に遠慮なさらず聞いてみましょう。
いかがでしたか?
家の中にあるもので、すぐに実践できて、お子様の演奏がみるみる変わる練習方法。
ぜひトライしてみてください!