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【江東区の音楽教室】コロナ禍のコンクールはどんな感じ?


みなさん、こんにちは。

江東区大島のCRECER(クレセール)ピアノ教室です。


今日はコロナ対策をしながらこの秋以降に行われているコンクールの様子についてレポートいたします。



「ニューノーマル」という言葉が様々な分野で用いられておりますが、音楽を学習する環境ももちろん例外ではありません。


一般的にもリモートで学校の授業を受けたり、試験が行われたり、在宅勤務やオンライン会議などは既に行われており、音楽を学ぶ上でもオンラインレッスンは多くの音楽教室で実施されております。


コンクールの世界でも、Youtubeを利用したコンクールが行われるなど「ニューノーマル」が浸透しております。


Youtubeでの演奏動画や録音(CDやDVD)媒体を提出する「音源審査」はコロナ以前にも存在はしておりましたが、ご存知の通り日本で小さいお子様の出るコンクールは実地審査が基本でありました。


新型コロナウィルスの流行に伴い夏のピティナチャレンジを始め、密を防ぐため秋以降のコンクールでは年齢を問わず予選に音源審査が採用されるようになりました。感染状況に応じて本選以降はホールでの実地審査が組み込まれましたが、緊急事態宣言が出ても審査が継続できるように音源審査がコンクールで採用され、ぐっと身近になりました。運営もうまくいくようであれば今後もこの「ニューノーマルなコンクール」は続く可能性があるのではと思います。


では「ニューノーマル」なコンクールとは?を一つ一つ見ていきましょう。


■申し込み

ほとんどのコンクールの申し込みはWEB経由ですので、さほど変化は見られませんが、コロナ対策の注意事項が増えていますので、お申し込みをされるお父様・お母様は注意深く読む必要性があります。


特に、非常事態宣言等が発令された場合の審査のあり方や、音源提出方法、締め切り、撮影方法など詳細に書かれています。音源提出ギリギリになって慌てることがないようにスケジューリングしておくと良いでしょう。


■音源審査の場合

①撮影

主催者側より自宅など場所が指定されている場合は指定に従います。

ご自宅、スタジオなどで撮影されている方も実際多いのではないでしょうか。


そこで。


いい音で撮らないと落ちちゃう!

撮影機器がスマホしかない。

大きなグランドピアノじゃないとダメかしら。。。


と楽器や機種の性能に対してご心配される方も多いと思います。

大きなコンサートホールを貸し切り、音響技師さんやカメラマンを入れて撮影に臨めれば良いに越したことは無いのですが、なかなかできるものではありません。撮影だけでかなりの金額がかかってしまいます。


どこかで落とし所を探さなければならないのですが、当教室では生徒さん向けにマイクやライトなどの必要な機材を揃え、教室のスタインウェイで演奏動画を撮影できるよう準備いたしました。(詳しくはまたレポートしますね)


②提出(アップロード)

ほとんどがYoutube経由となりますが、Youtubeでのアップロードの際に

・Youtubeアカウントの作成

・動画の名前の付け方

・公開範囲の設定

などが必要になります。こちらも初回は時間がかかりますので前もって準備やトライアルをしておくと良いでしょう。


③音源審査の場合の結果発表

こちらもHP上かメールで行われることが多く、通過の場合は次の審査の案内がされます。


■実地審査の場合

ホールでの審査が行われる場合は、今までとガラリと違います。


①呼び出し時間

受付で密にならないように、呼び出し時間がお一人お一人決められている場合があります。また、グループごとに細かい時間を設定されている場合もあり、設定時間よりも早すぎてもNG、遅すぎてもNG。ちょうど良い時間に到着するようにタイミングを図る必要があります。


②更衣室の使用を避ける取組み

こちらも密を避けるため、更衣室を用意しないコンクールが多いです。

したがって、「服装は審査に影響しません」と書かれた案内がされることが多く、男女共に制服や制服に準ずる服として女性であればワンピース、男性であればスラックスにYシャツやポロシャツといった服装の参加者が多いです。


③無観客審査

コンクールによっては、事前申請で付き添いの方や指導者が会場に入ることができるコンクールもあります。一方、ある程度の年齢(足台の設置が不要な中学生以上の部門)では無観客審査もあります。


いずれにせよ、大きなホールで観客は数名だけ。という状況ですので、場合によっては音の響きは今までのコンクールとは違う。ということを念頭において審査に臨むことが必要です。


今まであった大きな拍手がない(あるいは少ない)ということも事前にシミュレーションを行う必要があります。


また、密を避けるために舞台袖の人数も制限されるため、控室が用意されていたり、廊下で待つなど今までとは違う運用も考えられます。

せっかく練習してきたコンクールですので、主催者に当日の動線をできる範囲で確認し、当日の余計なドキドキや焦りを減らしたいものです。


④手指消毒

演奏者ごとにピアノを消毒したり、直前まで手指消毒を促される場合があります。こちらもいつも使い慣れている手指消毒剤を持ち歩くなど「カサカサで演奏しにくかった」ということがないようにこちらも当日のシミュレーションをして臨みたいです。


⑤演奏中、マスクはどうする??

いつ、どこまでマスクを着けるのか、外してよいのか?またそのままで演奏するのか?は予め指示があります。

演奏の順番が来たらマスクを外して良い(もちろんマスクしたままでもOK)など、どちらにするのかを決め、万が一外すタイミングや着けるタイミングを逸してしまった場合はどうするか?なども決めておくと良いでしょう。


⑥演奏終了後

こちらは速やかに帰宅が促されます。他の人との接触を避け、会場を後にします。



⑦結果発表

今までは掲示でしたが、掲示すると人が集まってしまうため、HP上での発表がほとんどです。これがまたドキドキするんです。。。胃が痛い。。。。 表彰式形式の結果発表も胃が痛いのですが、HP上の発表も「このワンクリックで結果が見えてしまう」と思うとなかなか人差し指が動きません。勇気を出して右手2番でクリックしましょう! えい!!! と、このようにコンクールの開催のされ方が違うため、コロナ前にご参加経験がある方は当日に「え?」と思わないように、演奏にベストを尽くせる準備をしていきたいところです。 また、これからコンクールをお受けになる方も、注意事項や当日の説明をよく聞きご準備なさると良いと思います。 大人が目指すゴールは一つ。 どんな状況でもお子様がベストを出せる準備をきちんと整えることです。 これからコンクール新ーズンがさらに盛り上がります。 どんな結果でも「挑戦してよかった」「次も頑張ろう」と思えるコンクールにして行きたいですね。


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