みなさん、こんにちは。
江東区大島のCRECER(クレセール)ピアノ教室です。
画像は、ある日のレッスン風景です。
今日は「お子様の演奏が!音が!ガラリと変わる練習方法」についてお話しします。

レッスン中に
「手首が下がっちゃダメ」
「もっと手首持ち上げて〜」
と先生からご指摘されたご経験のある方も多いと思います。
実際小さいお子様のピアノにおいて、手首を鍵盤の下に下げて弾くことはよく見受けられる光景です。
「え?そもそも手首下がってちゃダメなの?なんで??」
「手首が下がってるけど弾けてるし、、、、」
「小さいから仕方ない。そのうち直せばいい」
「お兄ちゃん、お姉ちゃんもそうだったし、、、」
なーんて思っていませんか??
しかし、この方法を続けていくと腕全体の力が下にかかるため
・スラーが繋がらない
・テンポの速い曲が弾けない
・「脱力」ができず、疲れやすくなる
などなど「ピアノが嫌いになってしまう」要素につながる恐れがあります。
日々練習が「将来ピアノが嫌いになる練習」になってはいけません。
手首が下がらず、力がスムーズに指先に伝わるフォームを小さいうちから身につける必要があるのです。(早いうちが肝心です)
とは言え、お母様やお父様がずーっと横で練習を見ているわけにも行きませんので
「一人でできる、手首を持ち上げて弾く練習方法」について、ある日のレッスンを覗いて見ましょう。
ピアニスト三國先生(木曜日)のレッスンです。
なかなかスラーが繋がらないSちゃんに
「よし、スラーがつながる練習してみるよ。右手に左手を添えて、右手の手首が持ち上がるように、左手で支えてみて。そうそう!先生も一緒にやってみるよ。」

「じゃあ、そのまま左手で右手を支えながら、右手で弾いてみよう」
すると、見事にスラーがつながりました。
Sちゃんも、自分の演奏の変化に気づき目が輝きます✨
「左手も同じだよ。左手の練習をするときは右手で支えてみてね。そう!」
「おうちでの練習では、必ずこれをやってみてね。」
一緒に聴講なさっているお母様もメモを取りながら大きく頷いておられました。
手首を正しいポジションにするだけで、お子様の演奏は見違えるように変化します。
あとひとつ、盲点は椅子の高さです。
椅子の高さが低く、お子様に合っていないと手首が下がる一因になります。
まず、椅子の高さ。
そして、足台の高さ(足台が無いと、前のめりになります。足台は必須です)。
さらに、手首の高さに気をつける。
この三段活用でお子様の演奏を変え、やる気がでる環境へと変化させましょう。