【レッスンレポート】自分の得意を人に伝える力を身につける
- crecerpiano
- 5 日前
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先日、小学3年生の生徒さんが、夏休みの自由研究で作ったレポートを教室に持ってきて見せてくれました。
テーマは「作曲家について」。

驚いたのは、そのまとめ方です。
3年生とは思えない構成力にも驚きましたが、ただ調べたことを写すのではなく、出典元まできちんと記載され、きれいに整理されているんです。調べた跡がしっかり感じられて、「あぁ、本当に自分で調べて、自分の言葉でまとめたんだなぁ」と胸が温かくなりました。
もっともーっと嬉しかったのは、その生徒さんが「音楽を自分の得意」と認識して、他の人にわかりやすく伝えようとした姿勢です。
「そうだったんだ!」とハッとするエピソードが記載されており、作曲家がより身近に感じられ読み手にとってどんどん引き込まれる内容になっていました。
文字の見やすさ、画像の配置、構成の工夫…読む人のことを考えて作られていました。
演奏も同じ!!で、ピアノの練習は、自分が弾けるようになることが第一歩ですが、最終的には「聴く人にどう伝わるか」で演奏のレベルがぐっと変わります。今回の自由研究は、まさにその感覚を先取りして体験してくれたのだと思います。
レッスンでそのレポートを見せてくれたときの誇らしそうな表情。きっと大きな自信につながったことでしょう。
私たちまで嬉しくなっちゃいました。
お子さんの頑張りは周りの人を幸せにする無限のパワーがありますね。
お子さんが「自分の得意を誰かに伝えられる」ようになる瞬間は、親にとっても先生にとっても本当に嬉しい時間です。音楽を通して、これからもそんな経験を一つひとつ積み重ねていけたらいいなと思います。
【レッツトライ!おうちでできる小さな工夫】
読んだ本や観た映画を「1枚の紙」にまとめてみる ただの感想文ではなく、絵や図、箇条書きで「ほかの人に伝えるとしたら?」を意識して描いてみると、ぐんと整理力が育ちます。
「今日の練習で一番よかったこと」を家族に発表する ほんの一言でも、自分の得意を言葉にして人に伝える習慣が、自信につながります。
小さな工夫の積み重ねが、やがて大きな表現力につながっていくのだと思います。
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